Consumer Reportsが今月発表した最新の調査により、UberとLyftが同一の配車リクエストに対して異なる運賃を提示していることが分かった [4]

この研究は、配車サービス会社が収益を最大化するために複雑なアルゴリズムを使用しており、一律の市場価格ではなく、不可視のデータポイントに基づいて乗客に高額な料金を請求している可能性があることを示唆している。

この非営利研究機関がアプリのテストを行ったところ、1回のテストで同一の走行ルートに対し29通りもの異なる価格が提示された [3]。また、同一のトリップにおける最低料金と最高料金の価格差の中央値は50%に達することが判明した [1]

研究者は、こうした不一致はAI主導のアルゴリズムによる価格設定戦略によるものであると述べている [5]。これらのシステムにより、企業はリアルタイムでコストを変動させることができ、消費者にとって価格変動の激しい環境が作り出されている。

基本運賃以外に、同研究ではプロモーション特典の妥当性についても検証した。その結果、広告されていた割引の約11%が「偽物」であると思われることが分かった [2]

こうした誤解を招く割引は、偽りの緊急性や価値を演出し、実際には存在しない特別料金が適用されていると思い込ませてユーザーに予約を促す可能性がある [5]。今回の調査は、デジタルプラットフォームが最終的な旅費をどのように決定しているかという点において、透明性が欠如していることを浮き彫りにした。

1回のテストで同一ルートに対し29通りの異なる価格を観測

今回の結果は、サービスの実際のコストではなく、AIがユーザーの「支払意欲の最大値」を判断する「パーソナライズド・プライシング(個別価格設定)」への移行を示している。このような価格透明性の欠如は、消費者保護やギグエコノミーにおけるアルゴリズム価格設定の公正性に関する規制当局の監視を強める可能性がある。