米国中央軍は2026年6月11日 [1]、イランの監視、通信、および防空施設に対する軍事攻撃の映像を公開した。
この公開は、世界の重要な海運路であるホルムズ海峡における緊張の高まりを浮き彫りにしている。最近のイランによる攻撃的な行動に対し、米国が直接的な軍事対応に踏み切った形だ。
映像には、米軍艦が沿岸のレーダーおよび防空設備にミサイルを発射する様子が記録されている [1], [2]。米国中央軍の広報担当者は、今回の作戦はイランの軍事監視能力、通信システム、および防空施設に対する「自衛」のための攻撃であったと述べた [1]。
今回の任務の具体的なきっかけについては、報告に食い違いがある。米国中央軍の広報担当者は、前日にホルムズ海峡で貨物船がドローン攻撃を受けたことへの対応として攻撃が行われたと述べた [2]。一方で、米軍ヘリコプターが撃墜されたことへの報復であったとする報告もある [3]。
こうした説明の相違はあるものの、米軍は今回の作戦を、商船に対するイランの攻撃への「強力な対応」であると定義した [4]。標的となった施設は、米国が海上保安を確保するために展開しているホルムズ海峡付近に位置していた [2]。
多くの報告では発生日を2026年6月11日としているが [1]、一部の報告では2026年2月28日 [5] とされている。米軍は、イランの沿岸施設に与えた被害の程度について、さらなる詳細は明らかにしていない。
“「自衛」のための、イランの軍事監視能力、通信システム、および防空施設への攻撃”
この映像の公開は、商船を保護するために武力を行使する米国の能力と意志を示す戦略的なシグナルとなる。監視および防空インフラを標的にすることで、米国はイランがホルムズ海峡の船舶を監視・攻撃する能力を低下させることを狙っている。ただし、攻撃のきっかけに関する報告が錯綜していることは、複数の火種を抱えた不安定な治安環境を示唆している。


