米国を率いるDonald Trump大統領とロシアのVladimir Putin大統領が、ともにインドのNarendra Modi首相を公に称賛した [1, 2]。

対立する二つの世界大国が同時に称賛を送るというこの稀な状況は、インドの影響力の増大と、西側諸国とロシアとの関係を調整する戦略的な役割を浮き彫りにしている。

Trump大統領は、Modi首相を「良き友人」と呼んだ [2]。また、発言の中で、インドと米国の間で長らく待ち望まれていた貿易協定が間もなく締結される可能性があると述べた [1, 2]。両国が二国間貿易の強化を目指す中、この貿易協定は経済的関与の中心的焦点となっている。

同時に、Putin大統領はモスクワとニューデリーのパートナーシップの性質について言及した。Putin大統領は、インドが米国との関係を強化していることがロシアとの関係に悪影響を及ぼしているという主張を否定した [1, 2]。さらに、「インドの指導者に対する世界的な圧力は無意味である」と付け加えた [2]

両首脳はこの機会を利用し、それぞれの地政学的目的を推進するため、インド首相の世界的な地位を強調した。Trump大統領のコメントは、保留中の貿易協定を後押しする動きと見られ、一方でPutin大統領の発言は、インドがワシントンと関わりを持っていても、ロシアとインドのパートナーシップは安定していることを再確認するものとなった [1, 2]。

「彼は良き友人である」

ワシントンとモスクワから同時に称賛を受けたことは、インドが「戦略的自律」を追求していることを示している。米国とロシアの両国と強力かつ独立した関係を維持することで、インドは世界地政学における重要な「スイングステート(キャスティングボートを握る国)」としての地位を確立し、ロシアとの不可欠な安全保障およびエネルギー面でのパートナーシップを維持しつつ、米国から経済的な譲歩を引き出す交渉を可能にしている。