Valveは2026年6月22日、コンソール製品ライン「Steam Machine」のベース価格を1,049ドルとして発売すると発表した [1]

この価格戦略は、Valveが広範なゲーム市場において自社ハードウェアをどのように位置づけているかという方針の転換を示唆している。エントリーモデルの価格を1,000ドルのしきい値以上に設定することで、同社は従来の家庭用ゲーム機のようなマス市場の消費者ではなく、ハイエンドの愛好家層をターゲットにしている。

最も安価なモデルは512 GBのストレージを搭載し、価格は1,049ドルとなっている [1]。Valveは、Steam Machineのすべてのバリエーションが1,000ドルを超える価格になると述べた [2]。なお、ベースモデルにはコントローラーが同梱されていない点に注意が必要だ [3]

同社の担当者は、高価格の理由についてハードウェア市場の不安定さを挙げた。当初計画していた価格設定はもはや現実的ではないとしており [4]、コンポーネントのコスト上昇やサプライチェーンの混乱が、最終的な小売戦略の変更を強いたことを示唆している。

上位モデルの具体的なハードウェア仕様に関する詳細は今回の発表では十分に明らかにされなかったが、いずれも1,000ドルを超えることになる [2]。価格は世界的に米ドルで発表され、カナダ市場向けに具体的に記載された [5]

業界アナリストは、ベースモデルのコンソールが1,000ドルを超えるのは極めて稀であると指摘している。当初の価格目標が達成不可能であったというValveの認める形での発表は、半導体およびハードウェアセクターの継続的な不安定さを浮き彫りにしており、これは近年の多くの電子機器メーカーが直面している課題である。

最安モデルは1,049ドル。

Steam Machineをプレミアム製品として価格設定した決定は、Valveが市場シェアよりもハードウェアの利益率やパフォーマンスを優先していることを示している。1,000ドル未満の価格帯を避けることで、ValveはSteam Machineを標準的なコンソールの競争価格から事実上切り離し、リビングルーム向けの高性能PC代替機として位置づけている。