今月、ベネズエラのラ・グアイラ州を襲った壊滅的な地震を受け、市民自らが救助活動を主導する状況となっており、国民の怒りが高まっている。
国家による組織的な対応が欠如しているため、生存者やボランティアは公的な支援なしに活動することを余儀なくされており、大量死が発生する事態における緊急インフラの致命的な不備が浮き彫りとなった。
地震は北部のラ・グアイラ州を襲い、首都カラカスと周辺の町に影響を与えた [1]。震災後の数日間で、数千人が行方不明になっていると報告されている [2]。
死傷者の報告にはばらつきがある。Associated Pressの報告の一つでは、死者数は1,430人に達したとしているが [3]、同社の別の報告では、少なくとも920人が死亡したとしている [4]。また、3,360人が負傷したとの報告もある [4]。
家族やボランティアは、シャベルなどの簡易的な装備を手に通りへ出、瓦礫の中を捜索している。多くの市民は、政府の救援および救助活動が遅く、資源が不足しており、連携も欠けていると述べている [5]。このような怠慢と見なされる状況により、公的なチームが到着する前に生存者の捜索や遺体の回収を試みる、地域主導の自発的な救助活動が展開されることとなった。
救助者たちは、瓦礫の中から生存者を捜し出すため、数日間にわたって奔走している [6]。住民の間で不満が高まっているのは、この規模の災害に必要な重機や人員を国家が提供できなかったという認識に起因している [5]。
政府高官が一部の被災地域を訪問しているものの、その影響は、市民が自力で危機に対処し続けているという過酷な現状にかき消されている [1]。公的な対応と現場のニーズとの乖離が、国民の憤りをさらに煽り続けている。
“数千人が行方不明になっていると報告されている”
コミュニティ主導の救助活動への依存は、ベネズエラの災害への備えと国家能力に重大な欠陥があることを示唆している。市民が公的ルートを介さずに高リスクの回収作業を行う状況は、国家危機において基本的な治安維持や緊急サービスを提供する政府の能力に対する、国民の信頼が崩壊していることを意味する。

