2024年4月25日、ホワイトハウス記者協会晩餐会において銃撃者が発砲し [2]、シークレットサービスの職員1名が負傷した [1]。
この事件により、注目度の高い政治的集会のセキュリティおよび米国大統領への保護の妥当性をめぐる議論が再燃している。イベントが商業施設で開催されていたため、今回の警備上の不備を受けて、公式行事にはより管理された環境が必要だという声が上がっている。
銃撃事件が発生したのは、1968年から同晩餐会の会場となっているワシントン・ヒルトンである [3]。当局が会場の脆弱性を評価したため、この攻撃を受けて即座に警備の見直しが行われた。ドナルド・トランプ大統領は、銃撃の間も冷静だったメラニア・トランプ夫人は「強く」、「賢明」であったと述べた。
大統領の支持者らは、今回の事件は「超高セキュリティ(über-secure)」なホワイトハウスの舞踏室の必要性を証明するものだと主張している。彼らは、こうしたイベントをホテルからホワイトハウス敷地内に移すことで、公共施設に伴うリスクを軽減できると論じている。
こうした警備上の懸念は、2024年5月上旬に予定されているチャールズ3世国王の米国国賓訪問と時期が重なっている。銃撃事件を受け、一部の報道では今後の国王訪問を「極めてリスクが高い」と表現したが、バッキンガム宮殿は日程を変更していない。宮殿の広報担当者は、国王の訪問は予定通りに行われると述べた。
シークレットサービスの職員は現在、国王のホワイトハウス到着に向けたプロトコルの見直しを行っている。同局は、ワシントン・ヒルトンでの警備上の失敗が国賓訪問時に繰り返されないよう、ロイヤル・ガード(近衛兵)と調整を進めている。
“国王の訪問は予定通りに行われる。”
ワシントン・ヒルトンのような長年伝統的に利用されてきた会場での警備突破は、政権が公式行事をより制限された政府施設へ移管させるための政治的な触媒となる。ホテルの脆弱性とホワイトハウスの管理された環境を対比させることで、政権はセキュリティインフラの拡充と、大統領のイベントへの公衆アクセスの制限を正当化することが可能になる。




