SpaceXの取締役であるアントニオ・グラシアス氏は、同社の市場デビュー後も、可能な限り長く自社株を保有し続ける計画だと述べた。

この決定は、非公開企業から上場企業へと移行する航空宇宙会社としての将来的な成長に対し、内部から強い自信があることを示唆している。主要な内部関係者によるこのようなコミットメントは、株価が変動しやすい公開直後の投資家心理に影響を与える可能性がある。

Valor Equity Partnersの創業者兼CEOでもあるグラシアス氏は、金曜日にNasdaqでティッカーシンボル「SPCX」として取引が開始された際、この発表を行った [1]。株価は1株150ドルで始まった [2]

グラシアス氏はCNBC Televisionのインタビューで、「可能な限り長く、保有株を維持するつもりだ」と語った [1]

グラシアス氏が保有する株式の正確な価値については、情報源によって異なる。The New York Timesは650億ドルと報じ [3]、MSNはさらに高い680億ドルという数字を引用している [4]

グラシアス氏は長年、イーロン・マスク氏の親密な信頼を得ており、同社の戦略的展開における重要人物である。同氏が株式を保持し続けるという決定は、現在の市場評価額が、打ち上げサービスや衛星コンステレーションを含む同社の事業の長期的な潜在能力をまだ十分に反映していないという信念を示唆している。

保有株の大部分を即座に売却することを避けることで、グラシアス氏は市場に大量の株式が流入することを防ぎ、取引開始初期における株価への下方圧力を回避することになる。

「可能な限り長く、保有株を維持するつもりだ」

650億ドルから680億ドルと推定される巨額のポジションを維持するという高位内部関係者の決定は、公開市場への強気なシグナルとなる。注目度の高いIPOにおいて、「インサイダーによる保有」はしばしば企業の健全性の指標と見なされ、貸借対照表を最も熟知している人物が、株価にはさらなる上昇の余地があると信じていることを示唆している。