2026年5月上旬、深刻な極地気団(polar air mass)の影響で、ブラジル中南部地域の気温が記録的な低水準まで低下した [1, 2]。
この現象により、複数の地域で年間の最寒日を記録し、通常の気象パターンが乱れたほか、5つの州にわたってインフラへの脅威となった [4]。
サンタカタリーナ州のボン・ジャルジン・ダ・セーラでは、最低気温-9.2 °Cを記録した [1]。また、同州の他の地点では-7 °Cに達し、州内での年最低気温として記録された [2]。同地域では69の都市で氷点下の気温が報告されている [1]。
寒波は2026年5月10日から12日にかけてピークを迎えた [2, 3]。パラナ州では、5月10日が年間の最寒日として記録された [3]。気象予報士は、この寒波が2026年5月13日まで続くと述べている [4]。
高地では極端な凍結が見られた一方、気温の低下は主要都市圏にも及んだ。この期間の最低気温予想では、カンポ・グランデで10 °C、サンパウロで13 °C、リオデジャネイロで21 °Cとされていた [8]。
今回の気象現象は、南下した「massa polar(極地気団)」によって引き起こされた [2, 5]。この気団が南部の冷気をブラジル内陸部深くへと押し込み、国内に急激な温度勾配を生じさせた。
当初の予報では、サンタカタリーナ州の高地で最低-4 °Cになると予測されていたが [6]、実際に記録された気温はその後、この予測を大幅に下回った [2]。
“サンタカタリーナ州のボン・ジャルジン・ダ・セーラで最低-9.2 °Cを記録”
69もの都市で氷点下を記録したことは、2026年の極地気団の影響範囲が極めて広大であったことを示している。当初の予測(-4 °C)を大幅に下回る-9.2 °Cという記録的な低温への変動は、大気の押し出しが異例に強力であったことを意味し、中南部地域の電力網への負荷増大や農業収穫量への影響を及ぼす可能性がある。


