ブラジルの連邦最高裁判所(STF)は2026年6月24日 [1]、行政上の不正行為(improbity)における公職喪失の適用範囲を拡大することを決定した。
この裁定により、公務員や政治家が単に職務上の役職を変更することで処罰を免れることができなくなり、法的リスクが高まる。今回の決定は、有罪判決を受けた者がより厳格な結果に直面することを保証し、行政不正法(Administrative Improbity Law)の実効性を強化するものだ。
裁判所は、公職喪失の罰則が、当該職員が公権力と維持している他のあらゆる関係にまで及ぶことができると裁定した [1], [2]。この変更は、有罪となった職員が政府内の別の役割に転出することで、職を失うことを回避するのを阻止することを目的としている [1], [2]。
新しいガイドラインに基づき、STFは、有罪判決後に職員が職にとどまる場合は、より厳格な正当性の証明を要求する [3]。また、裁判所は、政治的権利の停止期間を全体の刑期から差し引く慣行を禁止した [1]。
さらに、この裁定では、公的資金の回収を確実にするための資産凍結を認めている [1]。裁判所が不正法のより厳格な改正を推し進めたことで、これは議会にとって部分的な敗北を意味する [1]。
この決定は、ブラジリアのSTF本会議でのセッション中に下された [1], [2]。裁判所は、国家資源の悪用を防ぐため、公務員の責任追及を強化することに焦点を当てたと述べた。
“STFは、行政上の不正行為における公職喪失の適用範囲を拡大することを決定した。”
この司法上の転換は、ブラジルにおける行政腐敗への「ゼロ・トレランス(容認しない)」姿勢への移行を示している。罰則を特定の職名から切り離し、個人と国家とのあらゆる関係に適用させることで、STFは政治的任命者が法的有罪判決を受けた後も給与や影響力を維持するために利用していた一般的な抜け穴を塞ごうとしている。


