億万長者の投資家であるジェレミー・グランサム氏は金曜日、米国株式市場が米国史上、最も割高なバリュエーションに達したと述べた [1]。
グランサム氏の警告は、現在の株価急騰は持続不可能であり、近年のテクノロジー株の成長に依存してきた投資家にとって、潜在的なシステムリスクがあることを示唆している。
2026年6月26日のCNBC「Squawk Box」のインタビューの中で、GMOの共同創設者である同氏は、「これは米国史上、最も割高な市場だ」と語った [1]。また、現在のバブルが崩壊した場合、市場は急激な調整に見舞われ、最大70%の下落を招く可能性があると述べた [4]。
同氏は、記録的な価格水準の要因として、AI主導のバリュエーションの急騰を挙げた [5]。グランサム氏は5月の時点で、AIこそがリセッション(景気後退)と市場暴落を防いでいる唯一の要因であると述べていたが [2]、現在はそのバリュエーションこそが市場を危険なバブルへと押し上げたことを示唆している [4]。
株式市場以外では、デジタル資産についても悲観的な見通しを示した。CNBCへの出演時に、「ビットコインは、ひっそりと消えていくことになるだろう」と語った [1]。
グランサム氏は市場のバブルを特定してきた実績があり、現在のAIへの注目は、投資家の熱狂が経済的なファンダメンタルズ(基礎的条件)から切り離されているという広範な懸念を反映している。同氏は、価格が歴史的な基準から乖離すればするほど、暴落のリスクが高まると述べた [4]。
“「これは米国史上、最も割高な市場だ」”
グランサム氏の評価は、人工知能(AI)がもたらす生産性の向上という期待と、それを実現する企業の実際の財務的価値との間で、緊張が高まっていることを浮き彫りにしている。もし彼が予測するように市場が70%の調整局面を迎えた場合、AIは経済的価値の根本的な転換点ではなく、単なる投機的な原動力であったことを意味し、より広範なリセッションを引き起こす可能性がある。



