ナレンドラ・モディ首相とUAEのシェイフ・モハメッド・ビン・ザイード・アル・ナヒヤン大統領は、2026年5月15日、アブダビで戦略的パートナーシップ枠組みに署名した。
この協定は、多額の資金投資と長期的な資源保証を通じて、インドのエネルギー安全保障および湾岸地域との経済関係を強化するものである。
合意の中心となるのは、UAEによる50億ドル [1] のインドへの投資公約である。この資金注入は、二国間関係を深化させ、インドのインフラおよび開発を支援する外国資本を誘致するための広範な取り組みの一環である。
エネルギーの安定性を高めるため、両国はインドの戦略的石油備蓄に3,000万バレル [2] の石油を追加することに合意した。また、この枠組みには液化石油ガス(LPG)および液化天然ガス(LNG) [3] の長期供給に関する規定も含まれている。これらの措置は、世界的なエネルギー価格の変動やサプライチェーンの混乱からインドを保護することを目的としている。
エネルギーと金融以外にも、両首脳は防衛および海運分野での協力を拡大した [3]。戦略的パートナーシップ枠組みは、共同運用と海上保安のための正式な構造を確立するものであり、インド洋とアラビア湾の安定維持という共通の利益を反映している。
今回のアブダビ訪問は、インドが戦略的同盟を多様化させる上で重要な一歩となる。エネルギー備蓄と直接投資の両方を確保することで、インド政府は南アジアと中東の間に、より弾力性のある経済回廊を構築することを目指している。
“UAEはインドに50億ドルを投資する。”
このパートナーシップは、スポット市場での購入のみに頼るのではなく、物理的な石油備蓄などの「ハード」なエネルギー資産の確保へとシフトするインドの姿勢を示している。50億ドルの投資と海上防衛協力の組み合わせは、UAEがインドにとっての中東への主要な戦略的ゲートウェイとしての地位を確立し、他の世界的強国に対する地域的な影響力のバランスを取ろうとしていることを示唆している。





