イランのマズード・ペゼシュキアン大統領は2026年6月21日、テヘランでの記者会見において、米国はイランのウラン濃縮の権利を認めなければならないと述べた [1]。
この要求は、両国が外交交渉の準備を進める中で出された。これらの交渉結果が、米国とイランが新たな核合意に達するか、あるいは中東でのさらなる緊張激化を招くかを決定づける可能性がある。
ペゼシュキアン氏は予定されている協議を前に記者団に対し、平和目的の核技術開発は主権的な権利であると語った。また、持続可能な関係を築くための前提条件として、米国はこの立場を受け入れるべきだと述べた [2]。
兵器化の可能性に対する国際的な懸念に対処するため、ペゼシュキアン氏は透明性に関する妥協案を提示した。「イランはウラン濃縮の権利を放棄しない。我々は核開発の意図について書面による保証を提供する準備ができている」とペゼシュキアン氏は述べた [3]。
イラン指導部は、これらの保証によってプログラムが軍事利用を目的としていないことが証明されると主張している。この姿勢は、経済制裁の解除を求める一方で、交渉における主導権を維持しようとする戦略を反映したものだ。
現在、関係安定化に向けた外交努力が進められている。報道によれば、JD・ヴァンス米国副大統領がイラン当局者と会談し、交渉を軌道に戻す試みを行っているという [4]。しかし、ウラン濃縮に関する米国の立場が依然として最大の争点となっている。
イラン大統領は自国の核権利の正式な承認を求めているが、一方でより不安定な状況を示唆する報道もある。一部の情報源は、米国がイランとの関係を転換させる可能性がある一方で、他の選択肢も依然として検討材料に残っていると指摘している [5]。
現時点でイラン政府は、外交的な解決に向けて前進するためには、米国が濃縮権を認めることが不可欠であると主張し続けている [2]。
“「米国はイランのウラン濃縮の権利を認めなければならない」”
濃縮権へのこだわりは、イランが大幅な譲歩なしに、以前の核合意のような厳格な制限に戻る意思がないことを示している。濃縮を放棄する代わりに書面による保証を提示することで、テヘランは技術的能力と表明された意図を切り離そうとしており、受け入れの責任を米国の外交に転嫁している。



