レバレジーズは5月27日、人工知能(AI)が候補者をどのように評価するかを明らかにすることを目的とした、大学3年生向けのAI面接体験イベントを開催した [1], [2]

この取り組みは、AIによる採用プロセスの不透明さに対し、就職活動者の間で高まっている不安を解消することを目的としている。6月1日から正式な採用選考が始まるなか [2]、学生たちは自身の将来を左右する可能性のある自動評価への対策を模索している。

イベントでは、同社のAI人事プラットフォーム「NALYSYS」が活用された [1], [2]。参加者はそれぞれ約20分間の面接を受けた [2]。一般的な企業の秘匿性の高い運用とは異なり、レバレジーズはAIによる評価結果を参加した学生に直接開示した [2]

この決定の背景には、200人を対象とした調査で、就活生の60%がAI面接に不安を感じているというデータがある [3]。参加した学生からは、企業側が採用プロセスでどのようなフィードバックを受け取っているかについて、重要な知見を得られたとの声が上がった。

「今日来なければ、企業にどのようなフィードバックが届くのかを見ることはできなかったと思うので、非常に良かった」と、ある大学3年生は語った [2]

また、AIによる論理的な深掘りの能力は、人間による面接の緊張感に匹敵すると参加者は指摘した。ある学生は、論理的に問い詰められる経験が現実的な練習になったとし、今では気後れせずにこうした面接に臨める自信がついたと述べた [2]

AI面接は人間による面接よりも厳格であるという報告もあるが、今回のシミュレーションが現実の期待値への有用な架け橋になると感じた参加者もいた [1], [2]

就活生の60%がAI面接に不安を感じている

採用プロセスへのAI導入により、雇用主と候補者の間に「透明性の格差」が生じている。レバレジーズのような企業がAI評価の「ブラックボックス」を開放することで、候補者の不安を軽減し、期待値の標準化を図ろうとしている。この傾向は、就職活動者にとって、AIとの接し方を理解する「アルゴリズム・リテラシー」が、履歴書の資格と同等に重要になる時代への移行を示唆している。