石川県志賀町の当局は6月24日、海岸線に漂着した巨大な正体不明のホースの撤去作業を開始した [5]。
この作業は、今後の台風の到来を前に、公共の安全を確保し海岸線を整備するために不可欠である。構造物が極めて巨大であるため、港まで運搬するには特殊な設備が必要となる。
この物体は全長約150メートル [2]、最大径は約2メートル [3] で、重量は約300トンと推定されている [1]。ホースの正確な出所については現在も調査中だが、当局関係者によると、物体には中国企業の名称が記されていたという [7]。このことから、中国製の浚渫(しゅんせつ)管である可能性が示唆されている [7]。
作業は開始されたものの、進捗は遅れている。現場責任者の辻口忠夫氏は、構造物内部に溜まった液体の量が最大の困難であると述べた。「現在苦慮しているのは、内部に大量の水が入っていることです」と辻口氏は語った。同氏によれば、作業員が午前中から穴を開けて排水を試みているが、まだ排出が終わっていないという。
構造物の撤去費用は約5000万円に上ると見積もられている [4]。物体が初めて出現した際、地元住民は混乱と不安をあらわにした。匿名を希望するある漁師は、物体が不気味であり、「何か武器のようなものではないか」と疑問を呈した。
ホースがいつ漂着したかについては、報告が分かれている。6月10日頃に初めて発見されたとする報告がある一方で、半年ほど前から海岸にあったとする情報もある。当局は現在、物体の固定に努め、さらなる分析のために安全な場所へ移動させる計画だ。
“「現在苦慮しているのは、内部に大量の水が入っていることです」”
今回の出来事は、沿岸自治体が大規模な海洋ゴミに対処する際に直面する、物流面および財政面の課題を浮き彫りにした。物体の出所が不明確であることや、撤去に多額の費用がかかることは、領海内に漂着した正体不明の産業設備を扱うための確立されたプロトコルが不足していることを示している。


