自由民主党(自民党)の議員らは、新たな議員連盟「国力研究会」を結成し、2024年5月21日に国会で第1回会合を開催した [2]。
この議連の結成は、高市首相が推進する政策の実施を加速させるため、政府と与党を一体化させようとする戦略的な取り組みである。
すでに340人以上の議員がこのグループに加入している [1]。同議連は、派閥を超えた議員の連合を構築することで、党内における高市首相の基盤を固めることを目的としている。従来の派閥の壁を乗り越えることで、政権の立法アジェンダが党内での障害を少なくして進められるようにする狙いだ。
議連の組織者には、自民党の麻生太郎副総裁、茂木敏充外相、小泉進次郎防衛相、小林鷹之政調会長ら党の有力者が名を連ねている [1]。また、萩生田光一幹事次官も組織者に含まれているとの報道もある [5]。
国会議事堂内で行われた第1回会合では、党と政府の連携について協議が行われた [1], [2]。同議連の主目的は、高市政権の政策を、断片的な派閥利益ではなく、まとまった一つの単位として推進させることにある。
党議員の大多数を集結させることで、国力研究会は首相の方向性に対する目に見える支持(マンデート)を示そうとしている。この動きは、歴史的に立法優先順位を決定づけてきた個々の派閥の影響力から脱却し、自民党内においてより中央集権的な政策推進メカニズムへの移行を反映している。
“340人以上の議員がグループに加入した”
国力研究会の創設は、自民党内での大幅な再編を示唆している。旧派閥の枠を超えて340人以上のメンバーを募ることで、高市首相は従来の党内の「門番」を回避し、自身の立法アジェンダを直接的に実現させる道を確保しようとしている。これが成功すれば、自民党の内部権力構造は、競合する派閥の集合体から、より効率的でリーダー中心の組織へと変貌する可能性がある。




