ナレンドラ・モディ政権の経済実績に関する評価から、政権発足から12年 [1] を経て、政策の軌道修正が必要であるとの見方が示されている。
この評価は、インドが国内政策の結果と外部からのショックという複雑な状況に直面する中で出された。近隣の競合国が相対的に強い成長を見せる中、現政権が成長軌道を維持できるかどうかが注視されている。
今回の分析は、2014年5月16日 [2] の選挙から現在までを対象としている。分析担当者は、世界的な危機と国内の特定の政策選択の組み合わせが、経済を形作ったと指摘した。国内政策の中で挙げられているのが「脱魔術化(デモネタイゼーション/高額紙幣回収)」であり、これが国家の経済的軌道における重要な要因となったと見られている [1]。
外部からの圧力も影響を及ぼした。西アジアの危機は、インドの安定性に影響を与えた世界的なショックの一つとして特定されている [1]。これらの要因が成長に不安定な環境をもたらしており、既存の戦略の再評価が求められている。
重要な比較対象となっているのが、バングラデシュの経済実績だ。報告書によると、バングラデシュはインドを上回るドル建ての成長率を達成したという [1]。このような地域的なダイナミクスの変化は、インドの現在のアプローチが期待していた競争上の優位性をもたらしていない可能性を示唆している。
議論の中で強調されているのは、世界的な危機は不可避であった一方で、国内の政策決定は政府のコントロール下にあったということだ [1]。バングラデシュとの成長格差が、経済管理における戦略的転換を求める声の主な要因となっている。
“インドは軌道修正を必要としている可能性がある。”
インドとバングラデシュの比較は、地域の経済的リーダーシップが移行しつつあることを示唆している。ドル建ての成長においてインドが近隣国に遅れ続けるようであれば、国内政策による混乱や、西アジアの不安定さから経済を保護できなかったことが、規模の大きさがもたらすメリットを相殺してしまったことを意味しかねない。



