ネパールのシシル・カナール外相は、二国間関係と国境紛争に関する協議を行うため、インドのS・ジャイシャンカル外相と会談すべくニューデリーを訪問した。

今回の訪問は、外交を通じて長年の領土問題を解決しつつ、インドの拡大する世界的影響力に合わせて自国の経済成長を調整させたいというカトマンズ側の取り組みの一環である。

カナール外相は2024年6月5日から7日までインドを訪問した [1]。滞在中、外相は両国間の国境紛争を外交的に解決する必要性を強調し、「心を開いて対話を行えば、解決は可能である」と述べた。

安全保障や国境問題以外に、カナール外相は経済統合に焦点を当てた。同氏は「台頭するインドとの開発パートナーシップ」を望んでいると述べた [3]。このアプローチは、インドの経済的勢いを活用して、ネパール国内の成長とインフラプロジェクトを促進させる意向を示唆している。

カナール外相は、現在の外交状況を「素晴らしい関係であり、我々が関与する機会がさらに増えている」と評した [2]。また、両隣国が共有する深い文化的・地理的な絆を強調し、「我々は同じ川の子らである」と述べた [4]

ニューデリーでの協議は、多岐にわたる分野での協力を強化することを目的とした。共有の遺産と相互開発という枠組みで関係を構築することで、カナール外相は、両国の首都間の関係を周期的に緊張させてきた機微な国境問題の交渉に向けた、安定した環境を構築することを目指した。

訪問は2024年6月7日に終了し [1]、双方は地域安定を確保するために強固な二国間関係を維持することの重要性を強調した。

「我々は同じ川の子らである」

この外交的な働きかけは、ネパールがインドとのより実利的な関係へと戦略的に転換していることを示している。「開発パートナーシップ」を優先し、共有の文化的アイデンティティに訴えかけることで、カトマンズ側は、両国でナショナリズムを刺激しやすい不安定な国境問題に取り組む前に、場の雰囲気を和らげようとしている。