教皇レオ14世は、バルセロナにあるサグラダ・ファミリア聖堂の最高塔である「Torre de Jesucristo(イエス・キリストの塔)」の落成式および祝福式を執り行った [1]。
このイベントは、144年にわたる建設プロセスの集大成となる [3]。この塔の完成により、140年以上前にプロジェクトを構想したアントニ・ガウディの建築的ビジョンが実現することとなる [4]。
2026年6月10日から11日にかけて行われた式典の中で [1, 2]、教皇は新しい尖塔を「signo de unidad y de concordia(団結と調和の象徴)」であると述べた [2]。この塔は世界で最も高い教会塔となることが意図されており、平和と地球規模の調和の象徴としての役割を果たす [1]。
建築的な成果にとどまらず、教皇はこの機会を利用して、世界的な紛争に関する道徳的なメッセージを発信した。教皇は「No se puede creer en Jesús y promover la guerra(イエスを信じながら戦争を推進することはできない)」と述べ、信仰と戦争の矛盾を指摘した [5]。
地元の指導者らも、このプロジェクトの国際的な重要性を強調した。カタルーニャ自治政府のサルバドル・イジャ首相は、バルセロナが再び欧州および世界において重要な役割を果たしたと述べた [6]。
「イエス・キリストの塔」の祝福により、聖堂は最終形態へと近づいた。式典では、ガウディの遺産と、世代を超えて多くの建設者や建築家によって受け継がれてきたプロジェクトの不屈の精神が称えられた [1, 3]。
“「No se puede creer en Jesús y promover la guerra(イエスを信じながら戦争を推進することはできない)」”
「イエス・キリストの塔」の完成は、単なる建築上の節目ではなく、19世紀のデザインと21世紀のエンジニアリングを結ぶ象徴的な架け橋を意味する。バチカンは、この落成式を平和への訴えに結びつけることで、国際的な緊張が高まる時期に、サグラダ・ファミリアという世界的な注目を集める建築物を利用し、外交的なメッセージと反戦感情を投影しようとしている。





