2026年6月10日、バルセロナのサグラダ・ファミリアにおいて、レオ14世教皇が出席する式典の中で、中心となる「イエス・タワー」が完成した [1]

この節目は、建築家アントニ・ガウディの没後100周年にあたると同時に、ユネスコ世界遺産である同聖堂の最終完成に向けた重要な一歩となる [3]

塔の高さは172.5メートルに達する [1]。祝典にはスペインのフェリペ6世国王とレティシア王妃を含む約8,000人のゲストが参列した [1]。イベントは6月10日の夜、レオ14世教皇が主宰する教皇ミサで最高潮に達した [2]

式典の中で、教皇は信仰と世界的な紛争の交錯について言及し、「イエスを信じながら戦争を助長することはできない」と述べた [2]

聖堂の建設は1882年に始まった [1]。イエス・タワーは完成したが、プロジェクト全体は依然として進行中である。現在の予測では、聖堂全体は2034年から2035年の間に完成する見込みだ [1]

今回の式典は、ガウディが抱いた当初のビジョンと、それを実現するために必要となった現代のエンジニアリングとの架け橋となるものであり、そのプロセスは140年以上に及んでいる。

「イエスを信じながら戦争を助長することはできない」

イエス・タワーの完成は、単なる建築上の成果にとどまらない。ガウディの没後ちょうど1世紀というタイミングで、カトリック教会とスペイン国家が一体となって彼の遺志を称えた象徴的な出来事である。この100周年に合わせて完成させたことで、サグラダ・ファミリア財団は、プロジェクトが「永遠に続く建設」の時代から、2030年代半ばという明確な終結に向けた最終段階に入ったことを示したことになる。