Sarvam AIはシリーズBの資金調達ラウンドで2億3400万ドルを調達し [1]、ベンガルールを拠点とする同スタートアップの評価額は15億ドルに達した [2]

今回の投資は、政府および企業のインフラにおける外国技術への依存を減らし、インド国内でソブリンAI(主権AI)能力を強化しようとする動きを象徴している。多額の資金を確保することで、同社はインド市場の特定の言語的・文化的ニーズに合わせたローカライズモデルを構築することが可能となる。

戦略的投資家として本ラウンドを主導したのはHCLTechである。同社は142.7億ルピー(約1億5070万ドル [3])を現金出資し、Sarvam AIの株式10.5%を取得した [4]

Sarvam AIは、調達した資金をフロンティアAI研究の加速と技術インフラの拡張に充てる意向だ。また、政府、開発者、および企業セクターへの展開を広げる計画である [5]

HCLTechは、ソブリンAIの開発はインドにとって戦略的な優先事項であると述べている [6]。このパートナーシップは、Sarvam AIの生成AI研究とHCLTechが持つグローバルなテクノロジーサービスの規模を組み合わせるものであり、国内に強固なAIエコシステムを構築することを目的としている。

この資金調達ラウンドは2024年6月15日に発表された [7]。今回の資本注入により、Sarvam AIはスタートアップの「ユニコーン」カテゴリーに名を連ねることとなり、インドの多様な言語で動作可能な大規模言語モデルへの需要の高さを反映している。

Sarvam AIはシリーズBの資金調達ラウンドで2億3400万ドルを調達し、ベンガルールを拠点とする同スタートアップの評価額は15億ドルとなった。

Sarvam AIの評価額は、データセキュリティと文化的整合性を確保するために国家が国内モデルに投資する「ソブリンAI」という成長トレンドを浮き彫りにしている。HCLTechのような巨人と提携することで、Sarvam AIは研究段階から政府や企業への大規模な実装へと移行するために必要な流通ネットワークを手に入れることができ、南アジア市場における米国系AI企業の支配的な地位を脅かす可能性がある。