ソマリアの審判員、オマール・アブドゥルカディル・アルタン氏が米国への入国を拒否され、2026年FIFAワールドカップでの審判業務への従事が不可能となった。

この出来事は、注目度の高い国際的なスポーツイベント期間中に実施される厳格な国境警備体制と、外交的または行政的な障害が世界大会への参加を妨げる可能性を浮き彫りにしている。

アルタン氏は2026年6月6日(土)にマイアミ国際空港に到着した [1]。同日、到着時に入国を拒否された [2]。米国税関・国境警備局(CBP)は、2026年6月8日(月)に入国拒否の事実を認めた [3]

CBPの当局者は、今回の決定の理由は「審査上の懸念(vetting concerns)」であるとした [4]。同局は、これらの懸念の具体的な性質についてはさらなる詳細を明らかにしていない [4]

アルタン氏は、ワールドカップに選出された唯一のソマリア人審判員であった [5]。彼の不在により、同大会の世界的舞台におけるソマリア人審判員の代表性は失われることになる。

入国拒否後、アルタン氏は帰国手続きを開始した [6]。試合審判員としての職務を遂行するために国内に入ることができないため、この決定により、事実上同大会への参加は絶たれた。

ソマリアの審判員オマール・アブドゥルカディル・アルタン氏が米国への入国を拒否された

FIFAが認定した審判員であっても入国が拒否されたことは、大会の認定証が米国の国家安全保障上の審査プロセスに優先しないことを示唆している。これにより、個々の審判員が、その専門的な地位や国際スポーツ団体の支持にかかわらず、ワールドカップから排除される前例が作られたことになる。