米国当局は、マイアミ国際空港においてソマリアのサッカー審判であるオマール・アルタン氏の入国を拒否し、2026年ワールドカップ(W杯)の審判リストから彼を除外した [1]

アルタン氏は、W杯決勝トーナメントの試合で審判を務める初のソマリア人審判になる予定であった [2]。今回の除外は、世界舞台におけるソマリアのスポーツ代表としての大きな損失を意味し、国際的なスポーツ審判の審査プロセスに疑問を投げかけている。

アルタン氏は、トルコのイスタンブールから出発し、6月6日(土)にマイアミに到着した [3]。有効なビザと必要な渡航書類を所持していたにもかかわらず、彼は11時間に及ぶ入国審査の面接に拘束された [1, 4]。

尋問の中で、当局は過去に米国を訪れた理由や、なぜイスタンブール経由で旅をしたのかを問い質した [5]。面接後、米国当局は詳細を伏せたまま「セキュリティ審査上の懸念」を理由に入国を拒否した [1, 6]。

FIFAは6月8日(月)、公式にアルタン氏を試合審判リストから除外した [3]。FIFAの広報担当者は、同組織は米国の入国管理法を尊重しており、今回の決定はセキュリティ審査に基づいたものであると述べた [6]

2025年のCAF(アフリカサッカー連盟)最優秀審判員に選出されていたアルタン氏は、この決定に深い絶望感を表明した [7]。アルタン氏は「W杯で審判を務めるという私の夢は打ち砕かれた」と語った [8]

この出来事は、大会準備が重要な局面を迎えたタイミングで発生した。米国政府は拒否の詳細な理由を明らかにしていなないが、拘束時間の長さと、それに伴うFIFA名簿からの除外により、アルタン氏が大会に参加することは不可能となった [1, 4]。

「W杯で審判を務めるという私の夢は打ち砕かれた」

アルタン氏のような注目度の高い審判の入国拒否は、国際的なスポーツ統治と国家安全保障プロトコルの間の摩擦を浮き彫りにしている。FIFAが開催国の入国管理上の決定を恭順に受け入れるため、この事件は主権国家の国境管理がグローバル組織の選出プロセスを上書きし得ることを示しており、主要大会における審判の多様性に影響を与える可能性がある。