サウスカロライナ州の議員らは、ジム・クライバーン下院議員(民主党・サウスカロライナ州)の選挙区を再画定し、彼を職から追う可能性のある新しい選挙区マップを検討している。
この動きは、同州の下院代表団における最後の民主党の拠点を排除しようとする共和党指導者による戦略的な取り組みである。第6選挙区を再編することで、共和党はサウスカロライナ州の米下院全議席の完全独占(クリーンスイープ)を目指している。
今回の再画定の動きは、投票権法(Voting Rights Act)の重要な条項を弱めた最高裁判所の判決を受けたものであり、これにより州議会は境界線の画定においてより大きな裁量を持つこととなった。この提案は現在、立法手続きが進んでおり、州下院での初期議論を経て、マップは州上院に移行したと報じられている。
85歳のクライバーン氏 [1] は、この取り組みの主要な標的となっている。彼は現在、米下院で17期目を務めている [2]。その長年の任期により、彼は民主党内で強力な人物となったが、提案されたマップは、数十年にわたり彼の議席を支えてきた投票ブロックを希薄化させる恐れがある。
クライバーン氏は、この政治的な駆け引きに対し、反対派に警告を鳴らした。「自分が何を祈っているか、十分に慎重になるがいい」と、クライバーン氏は The Baltimore Sun のインタビューで語った。
共和党からの圧力にもかかわらず、クライバーン氏は有権者からの支持に自信を維持している。CNNの番組「State of the Union」への出演時に、彼は「私の実績がすべてを物語っている」と述べた。
このマップを巡る論争は、投票権の保護と党派的な選挙区再画定との間で続く緊張を浮き彫りにしている。共和党指導者は、このマップを立法府における支配的な存在感を確保するための手段と見なしているが、批判的な人々は、党派的な結果を得るために特定の個人を標的にしていると主張している。
“「自分が何を祈っているか、十分に慎重になるがいい」”
選挙区再画定によるジム・クライバーン氏の排除の可能性は、最高裁が投票権法の適用範囲を狭めたことの影響を物語っている。これが実現すれば、ベテラン議員が排除されるだけでなく、サウスカロライナ州における米下院の民主党代表が事実上消滅し、同州の連邦政治のバランスが完全に共和党へと傾くことになる。





