SpaceXの新規株式公開(IPO)を引き受ける銀行各社は、合わせて約5億ドルの手数料を徴収する見通しだ [1]

今回の募集規模の大きさと、手数料に関する積極的な交渉は、上場企業へと移行する同社が持つ絶大な市場影響力を反映している。

SpaceXは750億ドルの資金調達を目指している [1]。コストを管理するため、同社は引受手数料を取引総額の0.75%未満に抑えるよう交渉した [4]。その結果、手数料の総額は調達額の約0.7%となる [2]

ゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレーが主幹事としてこのプロセスを担う。関係者によると、両社はそれぞれ約1億ドルの手数料を得る予定だという [3]

主幹事銀行が多額の報酬を確保する一方で、小規模な参加銀行にとっての条件は芳しくない。下位の銀行は、最小限の手数料でマーケティング業務に割り当てられている [5]。この構造により、主要な財務的負担は最大手金融機関が担い、SpaceXは全体の支出を制限することが可能となる。

報道によれば、同社は2026年6月のIPO期間を前に、金融パートナーと厳しい交渉を行ったという [1, 6]。この規模の募集では銀行側が高い手数料率を要求するのが一般的であり、今回のような手数料の上限設定は異例である。

ゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレーは、それぞれ約1億ドルの手数料を得る見込みだ。

0.75%未満の手数料率を勝ち取ったことは、ウォール街に対するSpaceXの強力な交渉力を示している。750億ドルの調達に対し手数料を5億ドルに制限したことで、同社は今回のIPOを、切実な資金調達手段ではなく、流動性を確保するための形式的な手続きとして扱っている。その結果、銀行側は史上最大規模の案件を主導するという名声と引き換えに、低い利益率を受け入れざるを得ない状況となっている。