SpaceXは金曜日、記録的な新規株式公開(IPO)を経て、1株150ドルで公開市場での取引を開始した [3]

今回のデビューは、同社にとって民間企業から公開企業という巨大な存在へと移行する重要な転換点となり、同時に、高バリュエーションのテック株に対する個人投資家の意欲を試す形となった。

同社はIPOで750億ドルを調達した [2]。当初の公開価格は1株135ドルに設定されていたが [2]、Nasdaqでの取引開始価格はそれを上回った [3]。この急騰により、企業価値(バリュエーション)は2兆ドルに達した [1]

打ち上げサービス、Starlink、およびAIインフラの成長を背景に、個人投資家は今回の公開に強い関心を示している [1]。一方で、一部のトレーダーは、価格が高すぎるため、新規投資家が初期株主の「出口流動性(exit liquidity)」として利用される懸念があるとの見方を示している [1]

「上昇への期待はあるが、2兆ドルという価格設定には不安を感じる」と、ある個人トレーダーは語った [1]

デビュー後の激しい値動きを管理するため、一部の証券会社は、割り当てられた株を即座に売却して短期利益を得る「フリッピング(flipping)」を禁止する厳格なルールを導入した。大手証券会社のブローカーの一人は、「割り当て分をフリッピングすれば、今後のIPOへの参加資格を失うことになる」と述べた [2]

市場分析専門家は今回の規模に注目し、SpaceXが1株150ドルで取引を開始したことは、テック企業のIPOとして記録を塗り替えるデビューであると指摘した [3]。企業価値に伴う固有のリスクや、大規模なテック株上場に特有のボラティリティがあるにもかかわらず、高い需要は持続している [1]

SpaceXは1株150ドルで取引を開始し、テック企業のIPOとして記録を塗り替えるデビューとなった。

SpaceXのIPOは、Starlinkと打ち上げサービスの商業的生存能力を大規模なスケールで証明する、重要なリクイディティ・イベント(流動化機会)を意味する。2兆ドルの評価額に達したことで、同社は世界的な超巨大企業の層に加わった。しかし、個人投資家の熱狂とブローカーによる制限の間の緊張関係は、市場が同社のAIおよび宇宙インフラがこれほどのプレミアムを正当化できるかを判断するまで、価格発見プロセスにおいて不安定な時期が続くことを示唆している。