元ホワイトハウス報道官のジェン・プサキ氏が共有した動画により、ドナルド・トランプ氏がIRS(米内国歳入庁)を提訴するための法的期限を過ぎていた可能性が浮上した。
もし動画内のタイムラインが正確であれば、この訴訟は出訴期限(statute of limitations)に基づき、時効によって制限される可能性がある。これにより、17億7600万ドル [1] の裏金決済に関連するとされる法的請求が危うくなる。
映像では、トランプ氏が法的文書で公式に主張した日付よりも数ヶ月早く、自身の税務情報が漏洩したことを認識していたことが示唆されている。米国法では、原告が損害を認識した、あるいは認識すべきであった時点から訴訟提起の期間が開始される。
今回の訴訟は、機密データの取り扱いとそれに伴う決済を巡りIRSを対象としているため、「いつ認識したか」という正確な日付が法的な焦点となる。動画は、公的な記録と実際の出来事のタイムラインとの間に矛盾があることを示唆している。
トランプ氏は、プサキ氏が共有した特定の動画クリップに対し、公的な回答を示していない。動画で提示された証拠は、漏洩のタイミングと、その認識が申し立て手続きの有効性にどのように影響するかに焦点を当てている。
法務専門家によれば、出訴期限を過ぎた場合、根拠となる請求の内容にかかわらず、即座に訴訟が却下されることが多い。今回のケースでは、17億7600万ドル [1] という巨額の決済金が懸かっている。
“この訴訟は出訴期限に基づき、時効によって制限される可能性がある。”
この紛争の核心は、漏洩そのものではなく、「いつ認識したか」というタイムラインにある。もし裁判所が、トランプ氏が法定の提訴期間が始まる前に税務情報の漏洩を認識していたと判断すれば、本件は手続き上の理由で却下される可能性が高い。そうなれば、IRSに不適切な行為があったかどうかにかかわらず、裏金決済に関連する17億7600万ドルを回収する可能性は消滅することになる。




