ドナルド・トランプ大統領(共和党)は、納税者の資金が窃取されているとされる状況を阻止するため、JD・バンス副大統領(共和党)が主導する「詐欺との戦い(war on fraud)」を宣言した。
この取り組みは、政府支出および移民関連の給付金に対する連邦政府の監視を強化する方向への転換を意味している。不法移民に焦点を当てることで、現政権は財政政策を国境警備および移民取り締まりと結びつけている。
トランプ氏は、この取り組みは「数百万人の不法移民を含む、納税者の資金の巨額の窃盗」を止めるために設計されたと述べた。また、このキャンペーンはバンス氏が主導しており、同氏を「賢い人物」であり「素晴らしい仕事をしている」と評した。
この広範な取り組みの一環として、現在タスクフォースが推定2,500億ドル [1] に及ぶ政府詐欺への対処に取り組んでいる。政権側は、失われた資金を回収するため、さまざまな連邦プログラムにわたる数十億ドル規模の詐欺を標的にする意向だ。
この取り組みはすでに州レベルの精査にまで及んでいる。今月初め、ホワイトハウスが詐欺対策キャンペーンを推進し続ける中で、バンス氏は司法省がミネソタ州の当局者に対する調査を開始すべきだと述べた [2]。
政権側は、このタスクフォースを連邦資源を保護するための前例のない取り組みであると説明しているが、他の報告書では、移民による詐欺に関する主張の正当性に疑問を呈している [3]。一部の批評家は、不法移民に焦点を当てることは、真剣な政策立案ではなく「でっち上げ(hoax)」であると特徴づけている [3]。
こうした矛盾があるものの、ホワイトハウスは、誤用された納税者の資金を特定し回収するためのタスクフォースの取り組みはまだ始まったばかりであるとしている [1]。
“「数百万人の不法移民を含む、納税者の資金の巨額の窃盗を止めるため、我々は詐欺との戦いを開始した」”
この取り組みは、現政権の財政アジェンダと移民アジェンダの融合を象徴している。2,500億ドルの連邦詐欺の回収を「戦争」と位置づけることで、ホワイトハウスは司法省と副大統領を、政府の浪費を削減しつつ同時に非市民を標的にするという注目度の高い取り組みの中心人物として据えている。この動きは、予算上の目標と、連邦給付システムの脆弱性を強調するという政治的戦略の両方に寄与するものと考えられる。



