Waymoは2026年6月11日、頻繁に利用する乗客を対象とした招待制のサブスクリプションプラン「Waymo Premier」を開始した [2]。
この動きは、ヘビーユーザーを囲い込み、ブランドロイヤルティを高めようとする戦略的な試みである。専用のメンバーシップクラスを設けることで、UberやLyftといった競合他社を自動運転車市場からさらに遠ざけることを目指している [1]。
サブスクリプション料金は月額29.99ドルに設定されている [1]。一部の報道では30ドルと切り上げて伝えられているが [3]、基本料金はこのしきい値の直下に設定されている。本プログラムは現在、招待を受けた限定的なユーザーグループのみが利用可能だ。
サービスの初期展開は、サンフランシスコ、ロサンゼルス、フェニックスの3都市に集中している [1]。これらの市場は、同社の商業的スケールアップに向けた主要なテストフィールドとして機能している。
Waymoは、頻繁な利用者をターゲットにしていること以外に、メンバーシップに付随する具体的な特典についての詳細は明らかにしていない。しかし、継続的な収益モデルを導入したことは、ロボタクシーサービスを単なる散発的な贅沢品ではなく、インフラ(ユーティリティ)として扱う方向への転換を示唆している。
同社は、都市部の通勤者のための主要な輸送プロバイダーとしての地位を確立しようとしている。このサブスクリプションモデルにより、Waymoは需要をより正確に予測し、最もアクティブな顧客から安定した収益源を確保することが可能になる [1]。
“Waymoは招待制のサブスクリプションプラン「Waymo Premier」を開始した”
乗車ごとの課金からサブスクリプションモデルへの移行は、Waymoが「目新しさ」の段階を脱し、成熟したビジネス運営へと移行していることを示している。月額料金で「パワーユーザー」をターゲットにすることで、ユーザーベースの周囲に「堀(モート)」を築こうとしており、頻繁な利用者が人間が運転する配車サービスに戻る際のコストや不便さを増大させる狙いがある。





